2010年2月16日火曜日

見守り新鮮情報 第76号

見守り新鮮情報 第76号                平成22年2月15日


◇発行:(独)国民生活センター企画・編集:(社)全国消費生活相談員協会◇
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    骨折・やけど・突然死…お風呂での危険!
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事例1

自宅浴室で入浴中に滑って転倒し、右腕の肩に近いところを骨折した。(事故発生:2009年11月、当事者:80歳代 女性)
事例2

シャワーの熱湯を両足に浴びて、足首から先に熱傷を負った。(事故発生:2009年3月、当事者:80歳代 男性)

事例3

いつまでも入浴しているのを不審に思った家族が、2時間後に浴槽内で顔面水没の状態でいるのを発見した。その後、死亡が確認された。(事故発生:2009年11月、当事者:90歳代 男性)

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<ひとこと助言>

☆入浴中の事故には、主に、浴室内が滑りやすいことやめまい・ふらつきによって起きる「転倒事故」、浴槽のお湯やシャワーが高温になっていたための「熱傷」、室温差が引き金になったものや疾患などによって起こる「溺水」があります。

☆転倒を防ぐためには、浴室の出入り口や浴槽付近に手すりがあるとよいでしょう。

☆入浴中に急死に至る事故の約8割は60歳以上の人で起きていると言われています。重大事故を防ぐために、湯温は39度から41度くらいにし、長湯をしないようにしましょう。また、寒い季節には脱衣所や浴室を暖めてから入る、食事直後や深夜に入浴しない、などの工夫も必要です。

リーフレット(PDF形式)は国民生活センターホームページ
http://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen76.html

※リーフレットの文面はメールマガジンと同じものです。
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本情報は、国民生活センター危害情報システム、公益財団法人東京救急協会の情報をもとに編集・発行しています。

●全国の消費生活センター等の相談窓口
http://www.kokusen.go.jp/map/index.html