2011年7月27日水曜日

見守り新鮮情報 第115号

見守り新鮮情報 第115号                平成23年7月26日

◇発行:独立行政法人国民生活センター◇

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永代供養の権利「高値で買い取ってもらえる」は信じない!
・平成23年4月
・関東地方
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有名なお寺の永代供養に関するパンフレットが自宅に届いた。その後、業者
から電話があり「永代供養の権利を500万円で買わないか。もっと高値で買い
取ってくれる人がいる」と勧められた。「買える金額ではない」と断ったが、
「震災で墓地を失った人が多くいるので1,000万円でも買いたい人がいる。100
万円払って予約してくれれば、あとの400万円は自分が工面する」としつこく
言われ、申込書をファックスした。しかしよく考え、後日電話で断ったところ
「買わないなら訴訟する」と迫られ、結局100万円を振り込んでしまった。
(60歳代 男性)
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<ひとこと助言>
☆「買った額より高値で買い取ってもらえるので商品や権利を買わないか」と
持ちかける手口では、次々と新しい種類の商品や権利が出てきています。
☆永代供養墓とは承継者に代わって寺院などが管理する墓のことで、通常、そ
の権利や墓などを第三者に転売したりするものではありません。
☆このような手口で実際に買い取りが行われたケースは一件も確認されていま
せん。また、業者と連絡が取れなくなってしまうことも多く、いったん支払
ってしまうと被害の回復が困難です。
☆おかしいなと思ったら、振り込む前に身近な人やお住まいの自治体の消費生
活センター等にご相談ください。

イラスト入りリーフレット(PDF形式)は国民生活センターホームページ
http://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen115.html
※リーフレットの文面はメールマガジンと同じものです。
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本情報は、都道府県等の消費者行政担当部署等からの情報をもとに編集・発行
しています。

●全国の消費生活センター等の相談窓口
http://www.kokusen.go.jp/map/index.html

2011年7月11日月曜日

見守り新鮮情報 第114号

見守り新鮮情報 第114号                平成23年7月8日

◇発行:独立行政法人国民生活センター◇

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熱中症に気をつけて!
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事例1
高齢の母親宅を午前10時頃訪ねたところ、窓を閉め切った暑い部屋で、母親が
ベッドにうつぶせになり動けなくなっているのを発見した。(当事者:80歳代
女性)
事例2
河川敷で草刈りをし、夕方5時頃帰宅しようとしたところ、急に倒れ、けいれん
を起こしてしまった。(当事者:60歳代 男性)
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<ひとこと助言>
☆7、8月は最も熱中症が発生しやすい時期です。特に高齢者は暑さやのどの渇
きを感じにくくなっているため、自覚がないまま重症化する傾向があります。
今年は震災の影響から節電への意識が高まっており、より一層の注意が必要
です。
☆高齢者では特に、室内で熱中症になるケースが目立ちます。窓を開けたり扇
風機を使用したりして、室内が高温多湿にならないよう注意しましょう。
☆通気性の良い服を着たり、濡れタオルなどで首やわきの下を冷やしたりして、
身体の熱を逃がしましょう。霧吹きで身体を湿らせるのも効果的です。
☆のどが渇いていなくても、こまめに水分補給することが大切です。周りの人も
水やお茶の入った水筒を用意しておくなど、水分補給の手助けをしましょう。

イラスト入りリーフレット(PDF形式)は国民生活センターホームページ
http://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen114.html
※リーフレットの文面はメールマガジンと同じものです。
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本情報は、東京消防庁からの情報をもとに編集・発行しています。

●全国の消費生活センター等の相談窓口
http://www.kokusen.go.jp/map/index.html