2008年9月5日金曜日

見守り新鮮情報 第41号

見守り新鮮情報 第41号           平成20年9月4日

◇発行:(独)国民生活センター企画・編集:(社)全国消費生活相談員協会◇

全国の消費生活センターには、判断力が不十分な高齢者にかかる相談が相次いで寄せられています。
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     認知症の父が高額な布団などを次々と買わされた

            ・平成17年11月から
            ・関東地方で
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一人暮らしの父が公共料金を払えなくなったという。驚いて行ってみると、通帳の残高がなくなっていた。70代で認知症の父が、約3年間に訪問販売で布団などを次々に買わされ、合計約350万円にもなっていた。セールスマンが次々変わり、父は「訪問しないで」と言ったが、聞き入れられずに何度も訪ねてきたという。また、この業者以外にもたくさんの契約があった。

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<ひとこと助言>

☆本人の判断力が不足していることに乗じて、次々に勧誘して契約させる手口です。特に一人暮らしや日中一人で留守番している場合、周りが気づかないうちにセールスマンが訪れ、大きな被害になってしまう危険性があります。

☆被害を未然に防いだり、拡大させないためには、家族や周りの方の協力が不可欠です。日頃から、たとえば見慣れない商品が大量にないか、不審な契約書類等がないかなど、家の中や生活状況の変化に注意しましょう。☆認知症などの症状が見られる場合は、成年後見制度の利用も考えてみましょう。

☆心配な時は、お住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください。

リーフレット(PDF形式)は国民生活センターホームページhttp://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen41.html
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本情報は、都道府県等の消費者行政担当部署等からの情報をもとに編集・発行しています。
関連情報は、国民生活センター「判断力が不十分な消費者に係る契約トラブル-認知症高齢者に係る相談を中心に-」
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20080904_1.html

●全国の消費生活センター等の相談窓口http://www.kokusen.go.jp/map/index.html

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