2010年3月29日月曜日

見守り新鮮情報 第80号

見守り新鮮情報 第80号                平成22年3月26日


◇発行:(独)国民生活センター企画・編集:(社)全国消費生活相談員協会◇
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  お得なはずの商品券、倒産すればただの紙くず!

        ・平成22年1月

        ・関西地方
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近所のスーパーが突然閉鎖し、電話も通じなくなった。店のシャッターには「倒産したため、商品券は使えません」といった文章と代理人弁護士事務所の連絡先が書かれた張り紙があった。つい1カ月前に、このスーパーで使える「1万円で1万2千円分買い物できる商品券」を購入した。1回に千円分しか利用できず、つり銭ももらえないしくみだったので、まだ6千円ほど残っている。(70歳代 男性)

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<ひとこと助言>

☆商品券の発行には、法令上、未使用残高が一定金額を超えると、倒産などに備えた一定額の供託の義務などがあります。ところが、このスーパーは、供託をしていませんでした。したがって、返金の見込みがほとんどありません。

☆購入金額以上の買い物ができる商品券は、お得感はありますが、もしそのお店が倒産したら、多くの場合価値がなくなってしまいます。前払いには危険が伴うことも忘れないようにしましょう。

☆心配なときは、お住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください。

リーフレット(PDF形式)は国民生活センターホームページ
http://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen80.html

※リーフレットの文面はメールマガジンと同じものです。
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本情報は、都道府県等の消費者行政担当部署等からの情報をもとに編集・発行しています。
●全国の消費生活センター等の相談窓口
http://www.kokusen.go.jp/map/index.html

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